ED(勃起不全)治療

ED(勃起不全)治療

タダラフィル・フィルム製剤 SENTRIP

タダラフィル・フィルム製剤 SENTRIP

EDは陰茎の海綿体に十分な血流量が得られず、あるいはその血流量が持続できずに起こります。

原因は大きく分けて

  1. 精神的ストレス
  2. 糖尿病、高血圧、高脂血症等で動脈硬化が起こり、血流量が不足する場合。

②の場合はその原因疾患やその治療薬との併用が困難な場合があり、すべての人にED治療薬が処方できる

わけではありませんが、①の場合はED治療薬がとても有効になります。

精神的ストレスで身体に何が起こるのでしょう?

ここで自律神経について少し説明したいと思います。

自律神経とは、内臓や筋肉、血流量などを、「意志」とは関係なく外部環境に適応するように調節する神経のことで、脳の視床下部にコントロールセンターがあります。

自律神経には、交感神経と副交感神経の2系統があり、それぞれが拮抗して働きます。つまりどちらか一方が優位に働き、同時に活発に働くことはないのです。

交感神経は骨格筋を動かすとき、すなわち何らかの行動を起こす時に働く神経で、アクションモードといえるでしょう。何らかの緊張が走り、交感神経が活動すると、酸素とブドウ糖をたくさん骨格筋に送るべく、換気量は増え、グリコーゲンは分解されてブドウ糖となり、その酸素とブドウ糖は心臓から遠い骨格筋に送られるために、心拍数や心拍出量は増え、血管は収縮して血圧が上がり、活動にふさわしい状態をもたらすのです。言い換えれば異化作用の促進です。

副交感神経はこれとは逆に、骨格筋ではなく、腹腔臓器に血流を切り換え、消化吸収の促進をもたらします。すなわち心臓はゆっくりと拍動し、呼吸もゆっくりとなり、血管も拡張して血圧が低下します。リラックスモードといえるでしょう。また成長ホルモンの分泌が高まり、細胞分裂が促されます。精神的にも落ち着いた状態となり、熟睡できることにもなります。同化作用の促進です。

不安や緊張を感じて骨格筋を動かす場合は問題ないのですが、現代社会では、不安や緊張があるからと言っても悩み続けて、骨格筋を動かすこともなく、交感神経が持続的に興奮したままのことが多く、場合によっては終日このような状態が続いて健康を害していくわけです。

精神疾患にかかっている人は、例外なく交感神経持続優位が続いていますし、通院を必要としない人でも現代人の多くが、交感神経持続優位の状態を過ごしているといえます。

さて、前ふりが長すぎましたが、実は陰茎の勃起は副交感神経の陰茎海綿体神経の働きによるものなのです。リラックスモードでしっかり勃起するようにできているわけです。今の社会の交感神経持続優位をきたした生活を強いられていると、副交感神経の働きが落ちてEDが起こってくるのは当然なわけです。

また、一度勃起不全感を感じてしまうと、普段の悩みに加え、次にまた勃起不全が起こらないかという不安ができて、さらに性交前に余計な交感神経優位状態を付け加えてしまうわけです。こんな時にはED治療薬がとても役立つわけです。

ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスがあり、それぞれに特徴がありますが、当院では作用時間が36時間と長く、食事の影響も受けにくいなど、なにかと便利なシアリスを中心に取り扱っています。でも20㎎錠で1,600円と高価なため(ED治療は自費診療で、診察料や検査も自費になるため費用が高くつきすぎますよね。だから偽物がネット上で横行するわけなのでしょう。)、もっと安価で便利で、吸収も早いタダラフィル(シアリスの一般名)のフィルム製剤であるSENTRIP20㎎(700円)も取り扱っています。半額以下でしょう!

SENTRIPはフィルム薬剤の特許技法を持つ韓国のC.L.Pharm社のタダラフィルのフィルム製剤で、水なしで口腔に含むだけですぐに溶けて吸収される、シアリスと効果同等のED治療薬です。 個人輸入代行でネット販売もされているようですが、全部が本物でしょうか?もちろん当院ではC.L.Pharm社から直接取引をして、近畿厚生局に届け出て、当院の患者さんだけに使える許可を得ています。

ご参考までにバイアグラ、レビトラ、シアリスの各メーカーが作成しているED治療についてのHPをご紹介しておきます。

バイアグラ:ファイザー製薬 ED-info.net「EDの理解とEDの診断・治療まで」

レビトラ:バイエル薬品 EDネットクリニック.com「ED診療の流れからED治療薬の適正使用までEDに関する総合情報サイト」

シアリス:日本新薬 EDケアサポート「ED(勃起不全)ケアとシアリスの情報サイト」